CT、MRI 研修会
週末から随分と寒くなりました。冬本番ですネ.... 9日に『品川インターシティ会議室』で行われた日本大学松戸歯学部放射線学講座教授 金田隆先生による『CT、MRI の画像診断』についての勉強会に参加して参りました。
皆様から良くある質問で「今度 脳ドッグでMRIを撮るのですが、インプラントが入っているのですが大丈夫ですか?」とか 「肺のCTを撮るのですが銀歯が入っていても大丈夫ですか?」など......
どちらも大丈夫です!!
CTとMRIの違いについてですが、
CT : コンピューター断層撮影(computed tomography)略して CTと呼ばれます。
特に骨 また水分が少ない部位、空気を含む部位 例えば肺などの撮影に適しています。
撮影に X線を使用します。 撮影時間は数十秒〜数分。
MRI : 磁気共鳴イメージング(magnetic resonance imaging) 略して MRIと呼ばれます。
CTと違い 水分の多い臓器や筋肉、脳、神経、血管の撮影に適しています。撮影にX線は使わず強力な磁場の中で電波を与える事により体内の水素原子を振動させ分子の状態を画像にします。
撮影時間は30分〜要します。
我々歯科領域においての使い分けですが、CTは骨などの硬組織を検査対象としますが(インプラントの術前診査には必須です) MRIは、顎関節や顎骨壊死、また軟組織に発生した嚢胞や腫瘍などの詳細な精査、診断に使用します。
歯科治療中でMRI検査やCT検査を受ける予定のある方は何なりとお聞きになって下さい。
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